加藤和樹という人に落ちるまで

この時何してたっけ?とか、あれしたのいつだっけ?とか思っても全く思い出せないことがめちゃめちゃ多いので、備忘録のためにブログを始めてみた。

今回は、ブログを始めるきっかけに大きく影響している加藤和樹さんに沼るまでを記しておこうと思う。

 

加藤和樹との出会いは、巷で有名なテニミュのかとべ様ではなく、REBORN!だった。

当時小学生〜中学生だった私は、かなりこの作品にのめり込んでいたと思う。毎週本誌を読み、平日を駆け抜け、土曜日の朝ちょっと早く起きてアニメを楽しみにする日々。

とある日、テレビの前で待機しているとOPが加藤和樹の歌うEASY GOに変わった。

子供ながら歌っている人がキャラクターの声優もつとめているということは認識していたが、その時の私の推しはもっぱら獄寺隼人くんだったので、正直数年経った今、あの時の加藤和樹!!!!!となるくらいで、当時はそれほど気にとめてなかったと思う。結構棒だな、とかそんな感じの印象(初声優だったらしい)……とまあ、だいぶ失礼だが最初の出会いはそんなものだった。

 

それから十数年。

上京すると同時に若干オタク文化から離れて過ごしていたものの、都会に染るうちに再びオタク文化に舞い戻っていたある秋の日。

B-projectというコンテンツからアプリが配信されるということをタイムラインで知った。なんだ、全員めっちゃ顔がいい。私のアプリをインストールする基準にビジュアルはかなり大きく関わってくるのだが、Bプロについてはなんの迷いもなく事前登録を済ませ、配信日にインストールした。

だが、いくら美麗なイラストでも最初の無限メンテナンス地獄に耐えきれなかった上にゲームシステムも合わず即効アンインストール。

その時気になっていたメンバーの中に後々人生を変えることになる愛染健十という存在がいたのだが、その時はのめり込むこと無く私の興味は別のコンテンツへとあっさり移っていった。

 

そして更に数年が経ち、2019年秋。

ふと音ゲーをやりたい、と思いたちアプリを検索。この時点で話題になっていた男性アイドルゲームには一通り触れていたため、なかなか興味の惹かれるものが見つからない。

そんな中、B-project快感エブリディという名前を見つけた。最初にインストールした時から名前も変わり、どうやらアプリ自体がリニューアルしていたらしい。

イラストは美麗で、歌もとてもいい。あの時耐えられなかったのはメンテナンスとゲームシステムだけ。リニューアルしたというのならさすがに変わったのでは、と軽い気持ちでインストールしてみた。

容量こそ大きかったものの、音ゲーとしては完成度が高く、私がめちゃめちゃ求めていたものだった。やばい。すごく楽しい。

ゲーム開始時あるあるの無限にレベルが上がる期間にひたすらライブをプレイをし、難易度を徐々にあげながら「2.5次元でつかまえて」の快感をクリアするのが当面の目標になるくらい叩きまくった。

 

そしてストーリーを開けていくうちに、改めて愛染健十に出会ってしまった。

 

個別ストを読み、メインストを読み、引きずり込まれるようにアニメを1期、2期と網羅し、ところどころツッコミつつも、ハマったものにはとことん財布の紐が緩くなるのがオタクの特性。勢いでTHRIVE LIVEの円盤をなんの躊躇もなくポチった。これがよくなかった。

 

とある悪天候の日。仕事終わりに友人と漫喫のプロジェクタールームを借り、ライブ会場とした。室内を暗くしこれでもかと大きく映し出された映像。臨場感のある音響。もはやそこは郊外の漫喫ではなく、パシフィコ横浜だった。

 

オープニングの映像演出、3人のパフォーマンス、歌、構成、スタイル、トーク、全てに魅了された。2時間はあっという間に過ぎ去り、一緒に見た友人となぜだか最後は2人して涙を流していたのをよく覚えている。2人ともまだハマったばかりだというのにその素晴らしさに圧倒され、感極まって泣いた。(オタクすぐ泣く)

スラライ最高。THRIVE最高。一生ついてく。最高のアイドルだ。

(スラライ第2弾開催おめでとう!こんな情勢の中でも決断してくれた3人、スタッフ、たくさんの方々のためにも無事に開催できますように。配信もあるので少しでも興味のある方よろしくお願いします(突然のダイマ))

 

とまあ、そこからが本当の沼の始まり。他のライブのBlu-rayを買いまくり、笑っちゃうくらい順調に沼っていった。

 

Bプロにハマって半年も経たないうちにアプリのサ終のお知らせを見た時、言葉が出ずに友人とお通夜ばりの空気で暫く泣いた話は長くなるため割愛する。

 

そんなこんなで、14人のアイドルに出会い、愛染健十という1人の男にすっかり魅了されてしまった私は、十数年前に出会っていた加藤和樹にも興味を持ち、曲を聴きまくるようになっていた。

友人にもうFC入れば?と言われたが、私はキャラクターと中の人を分けて考えるタイプの人間だったので、そこまででは無いと、私が好きなのはあくまで愛染健十なのだと笑っていた。

 

そんなある日。Twitterではフォローしていたため、加藤和樹がミュージカル ローマの休日に出演するという情報が流れてきた。

誰もが知っている映画、もちろん私も聞いたことがあった。もともと劇団四季などのミュージカルが大好きだった私は、軽率に興味を持ち、見に行きたくなった。

 

とはいえ、2月頃からコロナが流行り始め、緊急事態宣言が発表されるや否やたくさんのイベントが中止になる日々。Bプロのモーションライブも当然延期になり、自分史上最高の良番が流れたことに泣いた。ほんとに悔しい。来週の発券のために明日神社に行きます。

話が逸れたが、行きたいなとぼんやり思っていたWSS3も中止になってしまい、ローマの休日が開催されるのか不安な日々を送る毎日。

 

けれど、そんな不安を吹き飛ばすように日常は新しい生活様式に変わり始め、チケット抽選は無事に始まった。演者さんたちのツイートからも稽古が順調に進んでいるようで、幕が上がるのをわくわくしていた。

生憎、抽選販売の第1、第2希望は落選してしまったが、平日申し込みの第3希望は見事当選。迷わず有給を取り観劇しにいった。

 

人生初の帝国劇場。

カーペットはふかふか。両隣には誰もいない。生演奏。生のお芝居。

やばかった。ただただ、やばかった。歌に、演出に、圧倒された。

私が見に行った日は朝夏まなとさん、加藤和樹さん、藤森慎吾さんが出演される日だったのだが、もう全員すごかった。藤森アーヴィングが最高にハマり役でとっても楽しかった。

あまり前の方のお席ではなかったけど、ありがたいことにセンブロだったお陰で舞台全体をあますことなく堪能できた。

舞台演出、役者さんのお芝居、歌、なにもかもが素晴らしくて、本当に終わったあとまともな感想が出てこないくらい、放心状態に近かった。自分の語彙力のなさに改めて引く。でも本当にそれくらい素敵だった。

 

ふわふわした感覚のまま帝国劇場を出て、まず思ったのがもう1回みたい!だった。幸いにも既に加藤和樹千秋楽分のチケットは確保していたのだが、それでも更に追いチケをしたくなっていた。色んな組み合わせで見たい、とWキャストの醍醐味にまんまとハマっていた。

 

加藤ジョーがハマり役すぎて、本当にかっこよくて。歌声はもちろん、ダンスもご本人が苦手だと言う意味がわからないくらい上手で。あんなに足長い人いる?ポケットに手突っ込んで様になる人いる?と、約3時間どっぷり魅力をぶつけられ……。

観劇の次の日が加藤和樹さんのお誕生日だったので、日付が変わった瞬間、はい、FC入会しました。悔いはありません。申し込んだトークライブも全公演当選してビギナーズラックを全身で感じてます怖い。

 

そして、ローマの休日の方は迷って迷って迷って、結局。ご縁があって、明日2度目の観劇ができることになりました。

ありがたいことに、1度目に観た時とは別の組み合わせ。座席も前回より前方なので、もっとかみしめて、細かいところまでしっかり深く浴びてきたいと思います。

 

そんなこんなで、初めて舞台俳優の加藤和樹さんを生で浴びた私はすっかり彼のファンになってしまいました。 ちょろい。

因みにローマの休日を観に行くよりも前にイケ戦の政宗をプレイして推し、イケプリでレオンルートをプレイし、ツイステでもマレウスを漏らさず入手していたので友人には既に推しだろと言われておりました。今思えばなぜ否定していたのか分からないくらい推してた。あなたの頭の中の消しゴムも最高でしたボロッボロに泣きました。

 

いや〜〜〜推しがいる人生って楽しいね。3次元に推しがいる生活が久しぶりすぎて、これからどんな毎日が送れるのか、どれだけ生活が潤うのか楽しみで仕方ないです。

愛染健十と加藤和樹を応援するために仕事頑張るよ。

 

あまりにも長くなってしまったので今回はこの辺で終わりたいと思います。

こんなところまでお付き合い頂きありがとうございました!